シリコントランジスタ二個合体させて作るゲルマシミュレータを使って
最愛のTone Bender Pro MK IIを作りました。
ゲルマのオリジナルと音が違うっちゃ違うので、名前は「THE LOTUS II」です。
試作品から数えて4個目でやっとまともなケースに入れてみました。
 
普通のディストーションと弾き比べて欲求不満にならないようにと
ゲイン上げまくって歪みを激しくしてみたんですけど、実は失敗かも。
常にATTACK下げてまろやかな設定でしか使わないので、
最初からゲルマ版と同じくらいのゲインにしとけば良かった・・・。
 
ゲルマだと石のゲインを無節操に上げるとノイズとか発振とかトラブルがあるんですが、 
ゲルマシミュを使うと、ノイズとか発振を気にせずにゲインアップできるので、
調子に乗って上げすぎでした。
 
 
あと、今回はオリジナルの製法をリスペクトして、
入出力の配線にシールドケーブル使ってみたんですけど、
すっげーノイズなくなってビックリです。
ちゃんとアースして作ったやつとあんま変らないんだろーなー・・とか思ってたんですが、
かなりノイズが軽減されるので、予想以上の効果でした。
ただ配線がけっこーめんどくさいので、気が向いたときにしか使わないかも。
普段は信号線とグランド線を寄り合わせてシールド効果向上を狙ってるんですけど、
初めからシールド線使ったほうが効果高いと判ったのが収穫。
 
外見もなんだかんだと拘りました。 
海外のMKIIのレビューを見ると、ケースのことを「TANK」だ「TANK」だって表現してる人が多いんですが、
でかくてゴツくて重いものを表現するときに「TANK(戦車)」っていうみたい。
なのでそれにあやかってケースはいつものやつより一回り大きいサイズです。
 
ケースがでかいのでPODも大きな24mmのやつにしてみました。
パーツ数が普通のMKIIよりもかなり多いし、おまじない的にでかくて高いパーツを使ったので、
でかいケースじゃないと入らなかったし、丁度いいかなーと。
PODのツマミもオリジナルと同じようなチキンノブにしました。
でもチキンノブいまいち好きじゃないのでもう使わないです。
 
 
名前がLOTUSなので、蓮華の花をアレンジした模様をエッチングして完成。
ついに完成!わーい!・・と弾きまくってってるうちに、
もっと良くするアイデアがわいたうえに、やっぱでかいケースとチキンノブがいやなので
早くも作り直し決定です・・・。
ドリルが滑ってLEDの穴が1センチもずれてショックだったし。
(ドリルの歯が寿命なのかしらん) 
 
 
基本的な音は満足なんですけど、やっぱ理想のファズに一番近いモデルなので
もっともっと煮詰めないといけません。
 
・・・道は遠い・・・かな?