明けました。おめでとうございます。
 
もう何度チャレンジしたかわかりませんけど、
ToneBenderMKIIのシリコントランジスタ化についての話です。
勝手に「THE LOTUS」というプロジェクトとして定期的に実験しつつ、何個か作ってます。
納得できるものはまだありませんが。 
 
ちなみに海外サイトで発表されてるシリコンバージョンは
個人的になんか違う感じなのです。 
 
 
んでとりあえず最新版の回路図です。
 

 
需要なさそうなので小さい画像です。
 
年末に基板まで作りましたが、ケースには入れてません。
まあ、今まででは一番「っぽい」んですけど・・・。
 
今回は初段増幅部分単独の音にこだわってみました。
計算とかしたわけじゃなくて、あくまでも耳で聴いた感じを再現してみよーと努力しただけですが。
あとATTACKの可変は省略してます。
 
エフェクターサウンドにおいて、何をもってその音と感じるかってのは
人によってまちまちだったりしますよね。
 
自分の中のMKIIサウンドの重要なポイントをいくつか上げると、
 
倍音が綺麗に分離してる
・歪みのピークが中音域に集中してる
・低音部にゴロゴロした荒い歪みがあり、お腹に響く
・深追いすると発振しそうなビービー系とブリブリ系の中間の音
 
・・・とかそんな感じ。他にもいっぱい条件あるけども。
 
今回の回路は「言葉で表現するならば」上記の条件を満たしてるけど、
ただそれだけの音です・・・。
 
倍音の豊かさでは歪みエフェクタ中最強のFUZZFACEの特性を生かして
ハイゲインでミッドレンジ狙いな音を出してみました・・・って感じでつまんない。 
特筆するなら、ギターのボリュームを絞ったときのギャリギャリ音だけは
ゲルマのMKIIに負けてないかもしれないかなー・・と思います。
 
使えるか使えないかで言うなら使える音なんだけど、
だったら普通にゲルマのMKIIを使っちゃうですよーって感じ。
 
シリコンを使う限り、ゲルマとまったく同じ音には絶対にならないわけですが、
FUZZFACEはゲルマ版もシリコン版も需要があるみたいに、
一つのバージョンとして納得できるものができたらいいなーと思います。
 
FUZZFACEはゲルマよりシリコンのが好みなのに、
FFに増幅を一段増やしただけみたいな回路のくせに、
MKIIはゲルマのがかっこよくて大好きなのが納得できません・・・。
 
 
地元ですんごい古いパーツばっかり売ってる小さい電子パーツ屋さんを見つけてしまい、
ゲルマトランジスタを大量にゲットできちゃったので、
素直にゲルマ版の研究でもした方がいいような気がしまくってますが、
また気力が沸いたらシリコンバージョンにチャレンジするんだろうな・・・。