RED LLAMAです。最近あちこちの国内自作系ブログで目にしますね。
いつもより小さいケースに入れてみました。 

国産のペダルって、小さいケースにコンパクトにまとまってて、 
外国産のはでかいケースで中身スッカスカ・・なんてイメージがあるのですが、
ぼくはでかいケースで中身スカスカな方が安心感があるし、
なんかバカっぽくて愛着沸くので、ある程度の大きさのケースしか使ってなかったんですが、
今回はチビサイズでチャレンジです。 
・・まあ、いつも使ってるサイズのケースが行きつけの店で品切れだったので!
 
くすんだ半ツヤ消しのイモくさい赤の塗料が欲しいなーって思ってたら、
ダイソーで売ってる缶スプレーの赤が丁度そんな感じでラッキー。
文字や模様は嫌いなので、ただの焼付け塗装です。
三回重ね塗りして、250度で3分x3回の焼き加減。
 
音はね、とても素晴らしいです。 
ぼくは高校のとき、ファズが欲しいのに手に入らなくて、
ボスのオーヴァードライブ各種をブースターにして、
激ショボなスタジオのトランジスタアンプをドライブさせて音作りしてたせいで、
オーバードライブペダルが嫌いになってしまったのです。
でももしあの頃にこのペダルを持ってたら、
嫌いにならなかっただろーなー・・・ってくらい素晴らしいです。 
 
中低音〜中音域の太さがとてもイケてます。
そんじょそこらのODペダルやミッドブースターじゃあ、これには敵わないだろ・・・って感じ。
 
なんかどっかの自作サイト見てたら、
ファズ並に歪むって書いてあったけど、チューブっぽい荒い歪みだからそう感じるのかな。
個人的にはオーバードライブの範疇だと思います。
まあ、歪みペダルのジャンル定義ってかなり曖昧なので、結局主観ですけどねん。
 
ゲイン最大にしてチューブっぽいオーバードライブ的な音。 
ブティック系メーカーのクローンのサウンドサンプル聴いたけど、同じような音でした。
 
ちなみに、外国産のCA4049UBEを使っても、
国産のTC74HCU04APやTC4069UBEを使っても、そんなに特筆するほど違いはありません。
ただ74HCU04のがちょびっとハイが出るので、
オリジナルの仕様よりは「キャリっ」とした感じが出るかも。
ただ74HCU04APを使う場合、電圧が上限6Vだかなので、工夫して降圧しないとだめですね。
4069だったら元回路図の電源周りのままでOK。足の配置だけ4049と違うので注意っすな。

最近お気に入りのワッテージが1W〜3Wの酸化金属皮膜の抵抗を使うのがマイブームなので、
今回も1M以下の抵抗は全部それを使用。
澄んだ高音と抜けの良い太さが得られるです。 
あとは職場の廃棄装置から剥がしてきたタンタルコンデンサ
アウト側カップリングに使用しました。オリジナルもアウトの10uがタンタルらしいので。 

ぼくはトレブル命なので、あんまり中音域のブーストなんか必要ないんだけど、
あんまりかっこよくて、ずーっと弾き続けてしまいましたよ。
 
シングルコイル使いで、女性ヴォーカルのバンドとか、
声が高いOR細いヴォーカルのバックで弾いたりしたら、すんげーフィットするでしょ、これ。
もしくはインストで単音のリードばっかの曲をシングルコイルで演るなら、
こんなシブいサウンドは中々ないべー。
 
逆に言えば、アンサンブルによっては
ベースやヴォーカルの邪魔になるかもしれないくらい、
ドゴーンと中〜低音域が出ますです。
ギターのボリュームを絞ると、キラキラのクリーンになるので、まあ使いようですが。 
 
ギターのボリュームに対する追従性がとてもリニアなので、
オペアンプ系の歪みが苦手なファズ好きにはとてもいいODだと思います。 
 
あー、まじでいいもの作った。
OD嫌いだったのが直っちゃうくらい。
たぶんアンプっぽい歪みだったり、荒い音なら大丈夫なんでしょーね、ぼくは。 
改造しないでただのクローンを作ると全然愛着わかない人なんだけど、これは素で素晴らしいです。
 
めちゃくちゃお勧めです。
 
このRED LLAMAの元になったとゆー、昔の外国の本に載ってたらしい回路があるんですが
そっちも作ってみようと思います。そのうちに。
まあ、回路図を見るに、LLAMAほど中域が強調されてなくて、LLAMAよりも激しく歪むようなイメージ。 
 
これ系統のIC使ってる回路は全部作ってみたいかな。
CMOSインバーターICすげぇ。
まじですげぇ。