COLORSOUNDのトレモロ君。
 
前にフォトカプラ仕様のトレモロ作ったんだけど、
なんだかすっきりしすぎてて好きになれなかった。綺麗でさわやかに揺れるって感じで・・・。
もっと古臭い感じのレトロなトレモロが欲しいなーと。
 
んで、アービターのトレムフェイスと、
このカラーサウンドをブレットボードで試してみたら、
これが一番好みだったので。
 
ネット見ると、昔の国内の自作本に制作方法が載っていたらしく、自作記事はそこそこ見つかるのに、
回路図が見つからなくてちょっと困ったけど、ぐぐーる先生の画像検索しまくりで、
小さくて見づらい回路図を発見したので、それを参考にしました。
日本語が書いてあったから、もしかしてこれが自作本に載っていたやつだったりして・・・。 

んで、このトレモロの何が良いって、オペアンプ使わないとこ。
あと、電解コンデンサ使わないとこ。(バスコンで100uF追加したけど)
オペアンプの音嫌いですねん。電解は寿命があるってとこが嫌いですねん。液漏れとかね。 
その点、この回路はトランジスタだけで出来てるし、1uF以上のコンデンサ使ってないとこが最高です。
 
トランジスタうち二つがダーリントン接続になっているので、 
試しにダーリントントランジスタ一個で代用してみたけど普通にいけました。
でも、なるべくレトロにしたかったので、回路図通りに
二個のトランジスタダーリントン接続した。
使ったのは2SC945Qです。ちょっとゲインが低め。

元回路図からの変更点はトゥルーバイパスにして電源アダプター使用可能にして
バスコンとして100uFの電解コン、逆流防止用の整流ダイオード1N4007を追加したくらいです。
 
音は普通に60〜70年代丸出し。
揺れ加減がすっごく好みでさいこーです。
この回路のLFO部分の波形はスクウェアウェーブらしいのですが、
そのおかげでヤボったくて古臭い揺れ方をするのかなー。 
 
音がレトロつっても、高域が削れるとかそーゆーことはなく、きらきらのふわんふわん。
アル・グリーンがカバーしたビートルズゲットバックで、良い感じの揺れのトレモロがかかってて、 
こんなの欲しいな〜って思ってたらビンゴ。
マシンガントレモロとかはできないけど、クリーントーンアルペジオとか弾くと、
ジョンレノンの魂が宿りそう。(・・な気分になる)
 
ただ、ある設定にするとクロックノイズがぽっぽっぽっって入るけど、
ネットで見るにこれで正常らしいです。まあ愛嬌の範囲だと思うので個人的には無問題。 
 
外見に関して、今回はマーブル塗装成功したんだけど、色の組み合わせが失敗かも。
白地に赤のマーブルにしたら、イチゴミルクみたいになるかと思ったんだけど、
返り血を浴びた殺人花嫁のウェディングドレスみたいに・・・。
 
でもすっげ気に入ったので、メインシステムに組み込み決定です。 

いいもんつくったよ。