多忙その他でなかなか工作できないので以前考えて作った回路でお茶濁しです。
 

 
オーバードライブにしては歪むけど、
ディストーションというには弱い歪みペダル君です。
まあ、綺麗目なファズといったらいいのかも。
 
名づけて『CANNED MUD』・・・泥の缶詰。
 
でかい回路図はこちら→
ダイオードの型番間違ってた。誤:4108 正:4148 です・・・
 
 
なにがどーなってるのかっつーと、
プロコのRATのオペアンプ部分をトランジスタ2個の増幅に置き換えたものです。
 
RATの音を再現しようと思ったわけではなくて、
RATのダイオードクリッピング以降の回路をパクリたくなったっつーのが内実。
増幅&クリッピングした音が、このFETのバッファに過大入力されて更にゴッと歪むのが
RATの太さを生み出してる美味しいポイントの一つだと思うので、
やってみたくなったわけです。
 
トランジスタ2個のそこそこ大音量のアンプ回路で増幅して、
シリコンダイオードとNPNトランジスタで非対称クリッピングして、
RATのフィルターとバッファにぶち込んでます。
 
 
音は泥臭くて中々太い良い感じの歪みです。
コンプ感がめっちゃ強いので、ヘタクソさをごまかすのに最適です。
ゲインを絞るとクリーンになるので、そのままVOLをいじればブースターにもOK。
 
クリップをダイオード2個の対象にすると泥臭さが減ってスッキリした歪みになります。
もしくはクリップ無しにすると、音量アップ & 泥臭さアップ。
あと、ゲインの可変抵抗に繋がってる10uの電解コンデンサを22uFにすると、
低音がモリモリ増えます。(22u以上は低音出すぎになります)

 
単体での歪みもそこそこで、ブースターとしてもイケてるオーソドックスな回路になりました。
コンプ感が味噌なので、音符の粒を揃えたい時に重宝するかもしないかも。
ケースには入れてないので画像は無しよん。