いやあ、放置しすぎ。
いちお、歪みとかコンプとか揺れ物とか作ったりしてたんですけど、
記事にするほどではなかっとゆーか、めんどくさかったとゆーか。
 
で、今回はまたBIG MUFFみたいなもの。
 

 
なんかネット見てたら、昔、日本のELKとゆーメーカーが作ったマフのパクリの評価が高い。
愛用してる人達の評価を見てたら、すんげーぼく好みの音っぽいじゃないですか。
サウンドサンプルも見つけたので聞いてみたら、
かなりワイルドで汚くてすげーマブい音で、歪みもかなり激しい。
 
んじゃ、作ってみるべ・・・と思ったけど、回路図落ちてないっす。
 
でも、内部画像が何枚か見つかったので、
鬼のように拡大して抵抗値なんかをジロジロと解析してみました。
数パターン存在してるらしいですけど、
ぼくが見つけた画像だと二種類ありました。
 
とりあえず、どっちもトライアングル・モデルがベースになってるのは確実で、
何箇所か抵抗値が違うだけっぽい。
んで、トランジスタが2SC733。
 
全箇所読み取れたわけではないんですけど、
大体の部分はわかったので、良く読み取れた方の定数を参考に作ってみることにしました。
完全に読み取れなかったし、自分好みに定数を変えちゃったりもしたので、
ELKモドキとゆーか、トライアングルモドキとゆーか。
 
トランジスタは、工具箱に2SC733いっぱい入ってたような気がしてたんですけど、
入ってたのは732と734ばっかりで、733は全滅。
でもネットの情報では、828と945のモデルもあったらしいとゆー話もあるので、
2SC828Aを使いました。
828のノイジーで汚い感じが良い出汁になるべーと思って。
 
抵抗はおじーちゃんがやってる老舗のパーツ屋さんでアホみたく買いこんでおいた
すっげーーー古い国産のカーボン。
こげ茶色のとか青緑色とか、変な色で変な形の抵抗ばっか。
 
コンデンサはセラミックです。
初期のマフとかELKとかは全部セラミックだし、
荒々しくて汚い音にするならセラミックに限りますな。
ノイズ多くなるけど、ぼくは全く気にしないのです。
828とセラコンの組み合わせって、神経質な人なら気が狂うかもなくらいノイズ出るに決まってる。 

 

内部画像は・・・貼る価値ないくらいに暗くてぼやけてダメダメです。
ごめんなすいませソーリー。
 
変な色のふるーい国産抵抗とか、やすっぽーいセラコンが味噌。
 
基板は毎度のごとく、ユニバーサルの銅箔を削り落として、
穴あきベーク板状態にしたものに、パーツの足をからげまくったポイント配線です。
毎度基板削るのめんどくさいので、ユニバーサルピッチで穴開いたベーク板売ってればいいのに。
(売ってるのかな?)
 
配線はエレハモみたくすぐ折れそうな単線使おうかと思ったんですけど、
気分じゃなかったのでやめました。いつもの日立の撚り線です。
 
んで、完成したら、これがかっこいーのなんのって。
アースをしっかりしたので、ノイズはあんまり出ないです。
いままで作ったマフの中で一番ワイルドで汚くて歪みのバリバリ感が激しいです。
グランジ系とかよりも、インダストリアルとかノイズ方面で重宝しそうなキ○ガイっぷり。
ネットでみつけたサウンドサンプルより爆発力がある感じ。
 
試しのつもりで作ったので、ケースは800番の耐水ペーパーに石鹸つけて磨いただけなんでショボいですが、
気に入りすぎたので今まで使ってた緑ロシアンコピーのクリーミードリーマーMODと交代です。 
 

記事にしてないし、現物も残ってないですけど、
これでマフは1st、ラムズ2種類、3D、緑ロシアン、ELK(モドキ)と作りました。
いじくりまくった亜種も入れたら7個目・・・・

普段はオールドファッションなファズばっか使ってジージーブミブミやってても、
「うおおおおおおおおおおおおおおおあああ!!」ってゆー曲のときはマフに唸ってもらわないとね。