先日書いた、シリコントランジスタ二個使ってゲルマをシミュる方法で、
試しにTONEBENDER MKIIを作ってみました。
またかよ!みたいな・・・。我ながら好きすぎてヤバい。
 
 

トランジスタを先日の方法で置き換えた以外、他は全部オリジナルの定数で組んだら、
ちょっと音が硬くて高域が明るくて目立つので、
最終段トランジスタのエミッタに繋がってる電解コンデンサ
4u7から10uに変更してみたら!
 
ちょーーーーーーーーーーーードンピシャ!
 
(あくまでもこじんてきなアレでソレですけど)決してゲルマに劣らない音が!
 
ちょっとブレットボードでいじったあと、そっこーで組みました。
 
 
 
違いらしい違いは、やっぱゲルマよりは音が硬いことと、
ミッドのムーっとした音圧感がちょっと弱いくらいですが、
代用品ではなくて、普通に置き換えて使っても劣らない音です。
まあ、ゲルマの暖かくて篭ってて味があるっつーポイントを重視してる人にはどうかと思いますけど。
 
逆にゲルマよりもいい点もあり、
サスティンがちょっと長くて、ノイズが少なくて、
音抜けがよくてはっきりしています。 

あとはなんと言っても気温が低くてもヘボい音にならない!
これが最高すぎる! 

冬の朝にアンプに繋いで「さあ、今日も激しくスクリームしてくれ!ぼくのMKII!!」なんてやったら
ボヘヘヘヘ〜〜〜・・・っつー音がでてガッカリ・・・なんてことはもうありません。
 
とりあえず早く使ってみたくて急いで組んだということで、今回のは試作品です。
パーツは全部手持ちのヘボいやつで作り、100均のタッパに入れただけなので、
これからもっと定数をいじってチューンして、こだわりパーツで完全版を作りたいと思います。 
 
回路定数的にいじってシリコンバージョンを作るのとは比べ物にならないくらい、
今回のはイケイケです。
 
ぼくを含めシリコン版にチャレンジしてた人たちは、
みんなエミッタに抵抗入れたり、信号ラインに直列に抵抗入れたり、
コンデンサをぶら下げまくったりしてたけど、 
トランジスタ自体をどーにかするのが最強です。
 
ってか我ながらこのテクは大発見なので、
やっぱ誰にも教えたくなかったかもー。