2008年は子年らしいので、新春ネズミすぺしゃる!
・・・ってことでRAT君です。 

いつも「オペアンプを使った歪みペダル嫌い!」・・・とか言いつつも、
余りパーツで作ったRATをけっこー愛用しちゃってました。
 
オペアンプを741にして、FETを2SK30ATMGRにすると、
めちゃくちゃ汚い音になるので、普段ファズを愛用してるぼくに最適な感じだったのです。
ファズっぽくて汚いディストーションの代表であるところのBIGMUFFよりも
個人的にはこのRATの方がファズくさいです。
 
んで、どうせ使うならちゃんとしたこだわりパーツで作り直そうと思い立ち、
そっこーで作っちゃったです。
 

 
またしてもワンパターンな梵字エッチングです。
子年を表すキリークという文字。
今年は子年だしRATってネズミだし!みたいな!(・・・安直)。
 
オペアンプは色々試してみたです。
初代オリジナル、後期オリジナル、MODの定番あたりから、
TA7504PとかLM301も試したし、デュアルの4558の片方だけ使ってみたりとか色々。
でも結局一番歪みが汚くて荒くてファズくさかったのは741でした。
741だけでも3種類試したんですが、予想では缶タイプの741が一番荒いかなーと思ったら、
実は缶タイプだとかなりディストーションらしい音になってしまい、
一番汚くて荒々しかったのは普通のDIPタイプのUA741CNでした。
 
あとFETもオリジナルの2N5458をわざわざ入手して試してみたんですけど、
2SK30にしたほうが古臭くて雰囲気のある音だったので、
結局前回と同じオペアンプとFETに落ち着いてしまいました。
 

 
抵抗はおじいちゃんが細々とやってる小さな店でゲットした
「ソリッド」というらしい古いやつをメインで配置です。
茶色で土管みたいな形してて、耐圧は1/2Wです。
最近のナンバーワンお気に入り抵抗なので、これからしばらくはこればっか使う予定。
コンデンサもおじいちゃんの店で買った謎のフィルムやらちょっと高いスチロールチューブラとかです。
 
基板はいつものごとく、ユニバーサルの銅箔を削り落として穴あきベーク版状態にしたものにポイント配線。
 
 
音はちょー汚いです。
普段ディストーションとかオーバードライブに慣れてる人だと、
使いづらく感じるだろうなー・・・っつーくらいの汚さです。
ゲインを下げたときのギャリギャリ具合はけっこーファズ臭いかな。
 
篭って潰れて荒い感じが、とてもブリットロックテイストで、
ファズよりもまとまった音が欲しいときに使いまくる予定です。