かなり気合入れて作ったFUZZ FACEです。
シリコントランジスタです。 
もう何個目かわかんないくらい作ったけど、
高校の時からのナンバーワンフェイバリットファズなので、これからも改良して作り続けそう。
 
一年くらい実験し続けて、最強に好みの定数の組み合わせもわかってて、
回路の形だけはFFだけど、定数もパーツも音も全然別物なので、
もはやFFと呼ぶのが心苦しい。
普通の機材メーカーだったらオリジナルの名前付けて売ってるレベル。
 
サスティンがめちゃ長くて、音の消え方もすーっと自然に減衰します。 
音量もノーマルの数倍出ますので、アンプが吹っ飛びそうです。

いままでは、これと同じ回路で、ビンテージパーツと高級パーツをふんだんに使った
やたら制作費が掛かったバージョンをメインで使用してたのですが、
色々気に食わなかったので、今回また作ることに。
 
何が気に食わなかったのかというと、高いパーツを使って作ったこと。
壊れても気軽に直せないし、誤差の多いビンテージ使ってると、
もう一度作っても同じ音にならないんです。

なので汎用パーツで工夫して、ビンテージパーツに匹敵する音を出したかった。 
FF系のファズって、ビンテージパーツがめちゃくちゃ合うので、
超えるの無理かなーって心配だったけど、
回路を工夫したら汎用パーツでより好みの音にできたので、めちゃくちゃ誇らしいです。 
 

 
ただ、耐圧3Wの酸化金属皮膜抵抗を使ったんですが、この抵抗がアホみたくでかくて、
基板サイズもでかくなってしまい、ちいさいケースに入らないんじゃないかとビビったけど、 
ギリギリ収まったので一安心。 
 
あと、FFって電源アダアプター使うと音が最悪なので、
ぼくは電池しか使わないにもかかわらず、
いままで使ってたやつには念のためにDCジャックをつけてた。
これも男らしくなくて気に食わないので、今回のは完全に電池オンリーの仕様にしたです。
 
更に今まで使ってたものは、ケースのデザインも気に食わなかった。
アルミケースを薬で溶かしてエッチングして模様作ったんだけど、
失敗して模様が薄くなってたので、今度はもっと気合入れてエッチングしてみました。
梵字の「マン」ってゆー字のデザインです。
こーゆージッポとかありそう。 
梵字って、上に○をつけると種字つって神様をあらわす意味になるらしいので、
ボリュームノブが○の代わり。 
このマンって字は、種字で言うと文殊菩薩をあらわしてるらしいです。
「三人寄れば文殊智慧」の文殊菩薩ね。頭いい仏様。
あと干支の卯もあらわしてるんだってさ。
頭いい音もしないし、卯年生まれでもないのになんでこの字にしたのかとゆーと、
この字は阿修羅王のこともあらわしてるらしいからです。 
梵字って同じ字で複数の仏様を指してたり、
同じ仏様でもグループ分けを変えると文字まで変ったりするみたいなので、
なにが本当かよくわかんないんですけども。
 
ギターのボリュームMAXだと、狂ったような凶暴な音しか出ないのに、
ボリュームを絞るとキラキラした鈴鳴りのようなクリーンに変るとゆー点で、
本来ヤバい戦闘神だけど、改心していい神様になった阿修羅王のイメージとピッタリとか思った。
梵字とか阿修羅とか、かなり中二臭プンプンですけど、
エッチングがまあまあ成功したので満足です。
でも阿修羅フェイスとか命名したりはしないよ・・・。 

 
ぼくがギター弾くときはほとんど常にこのペダルがONになってますです。 
ギター+アンプ+シリコンFFで、エレキギターワンセットなのね。 
クリーンもブーストサウンドディストーションもこれが最強。
ギターのボリュームとトーンをコントロールするだけで、どんな音でも出ちゃう。
 
新しいエフェクタ買ったり作ったりしても、結局これに始まりこれに終わるのです。

さいこーっす。
  
この回路は最高の最高に気に入ってるので、回路図は公開せぬのです。
君はぼくだけのものよ〜!