JORDANのBOSSTONEです。
 
トランジスタは2SC1815GRと2SA999を使用しました。
本当は初段のトランジスタはゲインの低いものを使ったほうが
まとまりのある音になるんですが、hfe250くらいの1815を使うと、
めちゃくちゃ潰れた邪悪な音になるのです。
今にも発振しそうな、ジャジャ馬サウンドって感じです。
後段の2SA999は名前が好きなので使ってみたんですが、
ゲインがでかいうえに荒い音になるので、これまたジャジャ馬を加速させてくれます。
オリジナルはバージョンが15種類くらい存在してるらしく、
一応参考にした回路は2N2222が初段みたいなのですが、
試してみたら1815の方がヤバイ音になるので使いませんでした。 
 
好みやトランジスタのゲインにあわせて、コンデンサーは全部値を変更してあります。
オリジナルはセラミックですが、積層セラミックを使いました。
 
最初、これは遊びで作ってみたので、パーツは手持ちの安いもの、
基板も余りの切れっ端、ケースなんかダイソーの缶ケースです。
なのに、めちゃくちゃ大好きになって、もう欠かせないペダルになってしまったので、
後日、何度も厳選したパーツで作り直してみたのです。
 
デッドストックの1/2W抵抗や、オリジナルのトランジスタ
ビンテージのオイルコンデンサーやらフィルムコンデンサー等々・・・。
手を変え品を変え、合計で5個は作ったでしょうか。
もちろんブレッドボードでの実験もかなりの回数行ってますよ・・。 
 
でも、最初に遊びで作ったこの缶ケース入りのやつの音を超えられない!
 
結局、積層セラミックかただのセラミックコンデンサーを使い、
一本1円のカーボン抵抗で作るのが、ぼく的に一番最高の音のなるということなのか・・・と思い、
最初に作ったのと全く同じパーツで作ってみたのですが、アルミのケースに入れるとダメでした。
ケースのシールド効果具合で音が変るってよく聞くけど、
ブリキの缶ケースでこんなに音が変るのかーってビックリでした・・・。
 
都合数万円はかけましたが、この制作費1000円未満の試作機に敵う猛者はいまだ現れず。 
なんとかしっかりと手間暇&制作費をかけたものを愛用品にしたいのですが、
しょうがないので未だにこのハート型のものを愛用しています・・。

もうずっとメインの歪みはFUZZ FACEかこのBOSSTONEの二択なんですけど、 
いったいどーしたらいいのだっ・・!?