グリーン・リンガーです。
ディスクリート回路のオクターバーですね。
 
オクターブファズが大好きなんだけど、大好きなファズにアッパーオクターブを足すのが
一番最適な道だと思い立って作りました。
 
ディスクリートのオクターブ回路は、トランジスタのゲインのマッチングと、
ペアで配置された抵抗の誤差の少なさが肝ですので、
安いデジタルテスターのhfe測定機能を使ってある程度の石のマッチングを行い、
抵抗は1/4Wの金属皮膜抵抗(誤差1%)を使いました。
 
さらに一工夫で、インプットのところに0.001uFのコンデンサ
信号ラインからグランドに落としてあります。
これはギターからの信号の高域を落として篭らせて、アッパーが出やすくなる改造です。
そこそこ効果ありますですよ。 

結構ノイズが出る回路と言われてますが、
ぼくはクリーンなサウンドにオクターブをプラスする使い方をしないので、
全く問題ありません。常にファズとセットでしか使わないしねー。
 
ギター→オクタヴィア→ファズ・・・の接続で、
ウッドストックのジミヘン気分になれます。
まあ、あの時のジミのオクターブはトランスを使った回路によるものなので、
チュイーンとしたヒステリックなリングサウンドを求めるなら、
この回路だと微妙に無理なのですが。
 
だれかロジャーメイヤーのオクタヴィオの回路を解明してくれないかなー・・。
ほとんどタイコブレアのオクタビアと同じらしいんですけど、
一度はどんな音が出るのか作って試してみたいですね。