余りパーツでつくったコンプ。
オレンジスクイーザーです。
なんだかいつも手持ちの余りでばっかり作ってる気がします・・・。
 
これは塗装失敗して放置してたケースで、そのうち削りとってやり直そうと思ってたけど、
全然やる気がでないので、そのまま使用しました。激ダサ。
 
改造ポイントは二箇所。
オペアンプの帰還部分に47pFのコンデンサをノイズ削減のために追加したのと、
同じく帰還部分の220Kの抵抗を500Kの可変にしたこと。
この可変抵抗を絞ると、ハムバッカーなんかの出力大きいギターを繋いだときに歪まないようにできます。
マックスにすると意図的に軽く歪ませることも出来ます。

このコンプって、カセットレコーダーのリミッタ回路が元になってるってゆーウワサなので、
昔のカセットレコーダーにギター突っ込んだときみたいな音がでないかなーと思ってやってみました。
カセットレコーダーにギター突っ込むと、アタックがペッタペタに潰れて、やたらファズっぽく歪むのね。
古い人ならあの音好きなひといるんじゃないかなー。
でも500Kじゃあんまり歪まず、テレコチック・ファズとしての使用は断念。
1Mくらいの可変にすれば良い感じなるかもね。
 
コンプとしては、アタックがペッタンコになるのがすごく気に入りました。 
ファズでブリブリに歪ませてからアタック凹ますと、
かなりレトロな破壊力がでます。レニクラの1stのギターの音みたい。
 

ぼくはピッキングで強弱付けまくるので、ニュアンスが消えるの嫌だし、
サスティンが伸びると弦本来のキャパ超えてて不愉快なので、
今まではギターに単体でコンプ使うのが嫌いでした。
使うときはdbxのラックタイプのちょっと高級なコンプ/リミッターをレコーディングのときに、
オケ同士のバランスを馴染ませるために使うのが定番っつー感じ。
 
でもこのコンプはサスティンが全然伸びないところがとてもよく、
激しいファズをペッタンコにして邪悪な感じにするときに使おうと思います。
アタックがブッ潰れるだけのコンプが欲しいなーって思ってたので丁度良かった。
 
ただいつものごとく、オペアンプを使った回路なのが気に食わない・・・。
なのでそのうちにトランジスタを使って完全ディスクリートで再現してみたいなーと
考えていたり考えていなかったり・・・。